<CLOUDY>は、アフリカの民族の柄、伝統の織、特産品などを中心にした"アフリカンテイスト" を取り入れたカジュアル&フォーマルのアパレルブランド。
現地に工場を設立し雇用を生み出すことでアフリカへの社会貢献をしています。今回、この<CLOUDY>の創業者・銅冶勇人氏が伊勢丹新宿店に来店。直接、アフリカへの人たちへの思い、活動状況、今回の伊勢丹限定企画、商品について語っていただきました。
現地に工場を設立し雇用を生み出すことでアフリカへの社会貢献をしています。今回、この<CLOUDY>の創業者・銅冶勇人氏が伊勢丹新宿店に来店。直接、アフリカへの人たちへの思い、活動状況、今回の伊勢丹限定企画、商品について語っていただきました。

2018年、現地に3校目となる学校「チョコレートスクール」を開校。制服もプレゼントしました。
アフリカの支援活動を行うブランド<CLOUDY(クラウディ)>と、リ・スタイルがタッグを組んだ企画で、伊勢丹新宿店限定アイテムなどが登場するほか、ガーナの日常風景を切り取った写真も展示しています。

<CLOUDY>代表の銅冶勇人さん
■フェアトレードやエシカルに甘えないファッションブランドになるために
ーー2018年春夏シーズンからアパレルのラインナップを拡大されました。
生地はアフリカで、一部縫製やパターンは日本で行っています。特におすすめはセットアップです。ニーズはあるのですが、市場にあるようでないんですよね。特に総柄のセットアップは、お客さまからは好意的なご意見をいただいています。
我々は雇用と教育を生んでいくことを命題にしています。フェアトレードやエシカルのブランドは増えていますが、そういうブランドこそフェアトレードやエシカルの下駄を履くだけでなく、クオリティやニーズに感度を持つことが重要だと感じています。継続して売上を立てていくことが現地にとって一番大切であり、それが現地に雇用をつくり、教育を促進させていく一番の支援です。そのためにはファッション性や<CLOUDY>としての価値を持たなければならないと思っています。
ーーとても丁寧につくられている商品ばかりです。
すべて現地の生地を使用し、日本から定期的に縫製を指導してくれる人を派遣しています。そして技術のある現地の方に牽引してもらって、工場をマネージしています。現場を大切にすること、仕組み作りをしっかりすること、この両軸でのものづくりを大切にしています。だんだんとアイテム展開を広げてきましたが、現地の人たちがつくれるデザインで、新しいテイストを表現していきたいです。
ーー商品を買ったお金がどのように使われるのか、を示したサインもわかりやすいです。
これを買ったら、こうなるっていう具体性を大事にしたいと思っていて。寄付したお金がどんな風に使われているのか、ってよくわからないですよね。だからご購入いただいた方に、しっかりご理解いただけるようにわかりやすさは重視しています。
■リ・スタイルのアイテムを纏ったアフリカ人女性の生き生きとした姿

ーー写真展も行っています。今回のために現地で撮影されたとうかがいました。
伊勢丹のバイヤーさんから、リ・スタイルで取り扱っているブランドとファッションとしてかけ合わせてファッションの新しい可能性をつくっていきたいとご提案いただきました。女性の新しい輝きやファッションの新しい表現ができたと思います。
ーー着てみたいな、と思う洋服がたくさん写っています。

伊勢丹さんの商品をご提供いただき、僕らの商品と掛け合わせてスタイリングしています。みんなすました顔でおさまっていますけど、撮影の時、女性たちは「こんな素敵な洋服、着たことがない!」って争奪戦になったんですよ(笑)。
ーー子どもたちの笑顔も生き生きとしていますね。
お気に入りの写真は「スラム街で、バレエを生き生きと披露してくれている裸足の少女」。
本当に幸せそうで元気なんですよね。アフリカってネガティブなイメージが多いですけど、本当にポジティブで。彼らの世界には不便さしかないけれど、幸せを見つける力は彼らの方が長けているなと思うんです。僕達は幸せなことを忘れてしまっているのかな、と思うこともありますね。
■アフリカ民族の生地の素晴らしさから、ファッションでの雇用創出を思いつく
ーー銅冶さんの今の活動の原点には、大学の卒業旅行でアフリカに行ったことが大きいそうですね。
アメリカのNBAやブラックミュージックで活躍する黒人を見続けてきたところに、『ウルルン滞在記』ってTV番組が大好きでよく見ていました。それで「これはアフリカに行かないと」と思ったんです。旅の準備をしていくなかで、マサイ族に嫁がれた日本人女性がいることがわかり、その方にコンタクトを取って、ホームステイをさせてもらいました。
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初めてケニアの都市・ナイロビのスラムに行った時に本当に五感で衝撃を受けました。見るもの、臭ってくるもの、耳に入ってくる音、彼らの肌の手触り……。明日どうやって生きていくかっていう人達がいて、苦しい生活を送っているのにみんな希望を持っていて。この人達のためにアクションを起こしたい気持ちがすべての活動の根底にあります。
ーー支援をするために雇用を創出する。その方法としてファッションを選んだ理由はなぜですか?
最初は教育に対するリアクションを中心に活動していました。でもアフリカは失業率がものすごく高いので、雇用を作らないと犯罪発生率や路頭に迷う人が減りません。雇用を創出することが必要だと考えた時、アフリカの民族衣装の生地の素晴らしさに思い至りました。

初めての商品は、Tシャツのポケット。アフリカでポケットを作り、日本で縫い付けた。
アフリカの方は自分で洋服をつくる文化があるので、この文化に根付いた素敵な生地と縫製技術があれば仕事にもなるし、日本のアパレルブランドとしても闘っていけると思いました。
新作のビーズバッグは、アフリカ民族の伝統装飾からヒントを得て職人さんと試行錯誤で制作し、感度が高い物に。
ーーブランドを運営するうえで心がけていることは?
同じ方向を見てくれる人間がいてくれて、初めてアクションが起こせる。一人では何もできないのでチームを大切にしています。アフリカでも家族や仲間で助け合って生きている光景を目の前にして、みんなが団結することの大切さを学んでいます。僕達の行動って傍から見るとすごく遠い世界に思われがちなんですけど、アフリカへの支援ってそんなに難しいことだとは思っていません。それをいかに可視化するかが大事だと思っています。
新作のバッグ。中の巾着は持ち手にしたり、カゴを包んで見た目をアレンジしたり、と3WAYで使用できます。
今回のポップアップショップを通じて、お客さまに思いを感じていただくことが支援の可視化にもつながっていると思います。
ーー最後に今後の活動について教えてください。
僕が生きている限り、活動を止めることは考えていません。現場のニーズを見て一緒に成長できる方法で続けていきたいですね。
今回のイベント限定で、<CLOUDY>のポケットを合わせたTシャツワンピースが登場。

<CLOUDY>×<LUGHA>Tシャツワンピース9,720円
本館3階=センターパーク/ザ・ステージ#3で5月22日(火)まで開催中
「CLOUDY × ReStyle vol.3 AFRICA⇆TOKYO」
最近、ブームの兆しがあるアフリカンファッション。
ぜひ、アフリカの方たちへのサポートになるアイテムを探しに来てください。
新宿店は、午前10時30分から午後8時まで営業いたします。
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