野菜や果物にはそれぞれ「旬」の時期があり、旬の時期に食べることは美味しいだけでなく、体によいと言われています。
今回のご紹介は“さくらんぼ”です。6月は露地栽培のものが店頭に多くならび、味わいもコクと酸味があり、パリッとして、価格もお手頃。そこで知っているようで知らないさくらんぼのルーツや食べ頃時期、品種についてご紹介します。
■さくらんぼのルーツ
正式には、木を桜桃(おうとう)、果実をさくらんぼと呼び分けられています。
明治初期にドイツ人によってセイヨウミザクラが北海道に植えられたのが始まりとされ、その後、東北地方に広まっていきました。栽培は簡単ではなく、気候条件があう山形県が収穫量の70%以上をしめ、北海道が10%とごく限られた地域でしか作られていない果物です。ちなみに春に私たちが、お花見として馴染みがあるソメイヨシノ等とは違う品種になります。
■食べられる時期は4月から7月
1年中食べられるイメージがありますが、収穫時期が限られています。ハウス栽培されたものが4月頃から、露地ものが5月末から7月中頃まで出回ります。
■主な品種と収穫時期
さくらんぼの品種は、国内だけでも40種以上あります。
紅さやか 6月上旬 ・・・甘味は中位で酸味は少なめ
紅きらり 6月下旬・・・ 甘味はやや多く、酸味は少なめ
佐藤錦 6月下旬から7月上旬 ・・・果肉がやわらかく、甘味と酸味のバランスが良い
紅秀峰 6月下旬~7月上旬 ・・・果肉は硬く、甘味が多い
大将錦 7月上旬~中旬 ・・・大玉で糖度が高く、多汁
紅ゆたか 7月中旬 ・・・果肉は硬く、糖度は高く、果汁も多い
■収穫期をむかえた、さくらんぼの王様「佐藤錦」
果肉は白色で柔らかく、甘味と酸味のバランスが良いのが特徴。赤く色付いた果実は甘さが濃く、大粒になるほど、果肉が厚く果汁たっぷりです。
糖度が高く、酸味とのバランスが良いなら、まさに「さくらんぼの王様」ですね。
■佐藤錦物語
「佐藤錦」が生まれるまでは、長い物語がありました。佐藤錦の故郷は、山形県東根市です。明治の初め、内務省が西洋果樹の苗木を配布しましたが大収穫までにはいたりませんでした。そのような状況時に、事業に失敗した佐藤栄助氏が「新しい品種が作れないか」と研究。果肉が固くて酸味のある「ナポレオン」と、甘いが保存の難しい「黄玉(きだま)」を交配し、実を発芽させて苗木作りをはじめました。十数年も苦闘しできたのが「まるで砂糖のように甘いさくらんぼ」でした。共同開発者の提案により「佐藤錦」と名付けられました。甘い砂糖と佐藤氏の名前の両方の意味が含ませたかったようですね。
本館地下1階=フレッシュマーケット
■贈るなら佐藤錦それとも紅秀峰
今、贈るなら赤いルビーと呼ばれる「佐藤錦」です。果肉がやわらかい為、美味しく召し上がれる期間が短いです。自ら持参してお渡ししましょう。
7月に入ってから贈るなら「紅秀峰」がおすすめです。紅秀峰は、糖度は高く、実が固いので日持ちがします。
本館地下1階=フレッシュマーケット
今、地下のフルーツショップは、赤いさくらんぼで埋め尽くされています。さくらんぼは、時期ごとに色々な品種がでてきますので、味だけでなく、見た目や食感、、香りなどからお気に入りのさくらんぼを見つけてみませんか。
新宿店は、午前10時30分から午後8時まで営業いたします。
夏のクリアランスセールは6月29日(金)からスタート。
新宿店は6月29日(金)・30日(土)は、午前10時から午後8時30分まで営業いたします。
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